(外山茶臼山古墳ともいう)奈良県桜井市 3世紀末~4世紀初の前方後円墳(墳丘長207m 高さ23m)で国史跡。
竪穴式石室をもち、200キロ以上の水銀朱が塗られていたという。また石室内からは、木棺が出土しており、玉杖(ぎょくじょう)や、三角縁神獣鏡など銅鏡の破片など(81面の銅鏡)も副葬品として見つかっている。同時代の同規模の古墳は宮内庁の管理する陵墓などに指定されており、大王墓級の古墳の石室の構造が見られる貴重な古墳である。
近隣エリアには纏向遺跡などもあり、大和政権初期の大王(おおきみ)の墓である可能性も指摘されている。近隣には奈良の宗像神社がある。