朝日遺跡(あさひいせき)愛知県清須市・名古屋市西区
縄文時代末期から弥生時代を中心に栄えた集落遺跡で弥生時代の東海地方最大級の環濠集落遺跡(東西1.4キロメートル、南北0.8キロメートル、推定面積80万平方メートル)
土器、石器、骨角器、木製品、金属器など膨大な量の出土品がみつかっており、中期以降には玉器や青銅器の生産も行われていたようだ。
出土品(円窓付土器、パレス・スタイル土器、装身具、銅鐸、巴形銅器など)
最盛期を迎える弥生時代中期には遺跡の中央を谷が走り、谷をはさんでそれぞれ居住域が形成され、まわりには環濠が張り巡らされ、その外側は逆茂木(さかもぎ)や乱杭などの防御施設によって守られていた。出土品などから遠隔地との交流も盛んに行われていたようだ。