安倉高塚古墳(あくらたかつかこふん)
宝塚市安倉二丁目に所在する古墳時代前期の円墳から昭和12年に赤烏紀年銘神獣鏡1面・内行花文鏡1面・管玉3個・小玉2個などが出土した。
平成22年10月に、巨大な粘土槨が出土して話題となった。
赤烏紀年銘神獣鏡は白銅製、鋳造、平縁の四神四獣鏡で径17.5cm、紐径3.4cm、紐高1.3cm。呉の赤烏7年(244)のものと思われる。(年号の赤の文字は不明であるが烏のつく年号は赤烏のみ)
赤烏年号の銅鏡は鳥居原狐塚古墳(山梨)でも発見されており、三国時代の呉との交流を示す史料として注目される。