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田熊石畑遺跡(たぐまいしはた)福岡県宗像市

玄界灘東部の標高12mの台地上に所在する弥生時代中期前半の集落跡。6基の墳墓から銅剣・銅矛・銅戈の武器形青銅器が計15点出土し、ひとつの墓のまとまりから出土した点数としては日本最多級。平成22年2月22日には国の史跡に指定

2008年の調査では、青銅器の細形銅剣4本と銅戈1本が出土し、弥生時代中期前半(紀元前2世紀)の墓から出土した青銅武器としては最も数が多く、市教委は「一帯を治めた有力首長の墓だろう」としている。国内でこれまで1つの墓から複数の武器形青銅品が出土したのは、福岡市早良区の「吉武高木(よしたけたかぎ)遺跡」と福岡県古賀市の「馬渡束ケ浦遺跡(まわたりそくがうら)のみ。

大海原を舞台に活躍したムナカタ海人族とのつながりも指摘されている。

九州歴史資料館・西谷正館長「1人の墓から5本の銅剣、銅戈が出土したことは、宗像の地域に相当有力な首長が存在したことを裏付けており貴重だ」

宗像市では、整備基本計画を作成し遺跡の保存、活用などを行っている。

 

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福岡県宗像市田熊2-2

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33.801084089131, 130.53752261786

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