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大迴小迴山城(おおめぐり・こめぐりやまじょう)岡山県岡山市草ヶ部 現在は、大廻・小廻と書く。 標高196mの大廻山と標高198.8mの小廻山一帯に築かれた神籠石系の朝鮮式山城。廻る土塁内の広さは同県内にある鬼の城を上回るといわれている。他の地域の神籠石と同様に列石の上に版築工法で土塁を築いていおり、列石はその基礎の役割を果たす。水門は三箇所発見されている。 瀬戸町郷土館(岡山市東区瀬戸町観音寺)付近の県道に道標があり、案内に従っていくと水門を見学することができる。

永納山城(えいのうさんじょう)愛媛県西条市河原津 史跡指定面積:406,427.54m2(甲子園球場 約10個分)南北にそれぞれ道前平野、 今治平野を、東には瀬戸内海を見渡すことのできる独立丘陵(標高 132.4m)に築城されている。 城壁の長さは約2.5kmで、列石の上に、版築工法でつくられた土塁がある。 鉄器をつくる炉が見つかっており、古代山城では、岡山県の「鬼ノ城跡」に続き2例目の検出となる。 築造年代は不明だが7世紀後半前後に築かれた古代山城の一つと考えられることが多い。

讃岐城山城(さぬききやまのき) 標高約462mの高原状の城山(きやま)にあり、7世紀中頃の築造と思われるが詳細は不明。 外郭の全長は4.2km程あり、高松カントリー倶楽部の敷地内に石塁や城門、水門などが残っている。 城跡の遺構は、朝鮮百済の公州山城や扶余の半月城などと同じ工法であるようだ。…

播磨城山城(はりまきやまのき)兵庫県たつの市の亀山(きのやま)(標高458m) 古代朝鮮式山城の一つで、赤松氏によって築かれた中世山城が混在する。 神籠石式山城の遺構としては、主に西側斜面にあり門の礎石、石塁、土塁などが残っている。(築造年代不明:7世紀か)

現在では唐原山城として国指定史跡となっている。約70mの独立した丘陵上に立地。