2018年7月5日徳島県教育委員会と同県埋蔵文化財センターは、阿南市の加茂宮ノ前遺跡の発掘調査で竪穴住居跡20カ所が見つかり、うち10カ所から鉄器類や製造のための施設「鍛冶炉(かじろ)」が確認されたと発表。
2017年には、弥生時代中期後半~古墳時代前期初頭(1~3世紀)の竪穴住居跡の内外から、古代の赤色顔料の水銀朱(すいぎんしゅ)が付いた石器15点と、水銀朱の原料の辰砂(しんしゃ)原石10点が出土しており、遺跡の南西約5キロには辰砂の採掘遺跡として全国で唯一確認されている若杉山遺跡と関連する水銀朱の精製工房跡とみている。