神郷亀塚古墳(じんごうかめづかこふん)滋賀県東近江市
3世紀後半ごろにつくられた全長約35mの前方後方墳。古墳は、式内社である乎加(おか)神社の北西に存在し、同神社の所有地にある。
2000年12月に行われた第2次調査によって前方後方墳であることが判明した。また埋葬部付近から弥生時代後期の土器が検出されたことから、3世紀前半(220年頃)と推定されている。
円墳や前方後円墳などとは墳丘の構造、埋葬の形式などが違うことから、ヤマト政権のものとは一線を画しており、邪馬台国畿内説に基づき「大和政権に対抗していた狗奴国連合の有力者」ではないかと主張する者もある。