隠岡遺跡(かくれがおかいせき)三重県伊勢市倭町
弥生時代のムラの跡と平安時代の建築群跡の複合的な遺跡であり、発掘後小さな公園に再現され、竪穴式住居1棟、掘立柱建物跡2残すのみとなっている。(遺跡の発掘事業は1983年:昭和58年)
弥生時代後期の竪穴式住居22棟発見されており、この地域に古くから住民が住んでいたことが証明された。
遺跡が伊勢神宮と直接的な関わりはないものの、伊勢神宮の鎮座の時代推定に影響を与えるかもしれない。
隠岡という地名はこの地で倭姫命が石隠れされたということからつけられたと伝えられている。倭姫命は神託により伊勢神宮内宮を創建したという話が日本書紀に記載されている。