須玖岡本遺跡(すぐおかもといせき)福岡県春日市
弥生時代中期の甕棺墓・木棺墓・土壙墓・祭祀遺構・住居跡が見つかっており、南北2キロメートル、東西 1キロメートルの範囲のな遺跡群を統括して須玖岡本遺跡群と呼ぶ。現在は国の史跡。
現在までの発掘成果から、魏志倭人伝にでてくる「奴国の都」の最有力候補地と言われている。
巨石のある甕棺墓からは、銅剣、銅矛、銅戈、銅鏡(32面以上)、ガラス装飾品が見つかり、出土品の編年からて糸島市三雲の三雲南小路遺跡と同年代の王墓であろう、と云われている。
史跡の一部が奴国の丘歴史公園として整備され、歴史館も併設する。
須玖岡本遺跡群の北西部に須玖タカウタ遺跡があり、多数の青銅器の鋳型が発見され、青銅器生産の中心地であったとみられている。