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最新遺跡発掘情報(五塚原古墳、高尾山古墳、神明遺跡、稲荷山北端1号墳)

最新遺跡発掘情報(五塚原古墳、高尾山古墳、神明遺跡、稲荷山北端1号墳)

2014年の9月から11月にかけての情報のまとめを記載します。

最古級石積み前方後円墳か?稲荷山北端1号墳

himetuka-kita高松市中心部の石清尾山いわせおやま(232メートル)周辺にある古墳群のうち、これまで形が特定されていなかった稲荷山北端1号墳(高松市)について、市文化財課は、石積みの前方後円墳の可能性が高いと発表。(に前方部を南側に配する前方後円墳であった場合、古墳の全長は約45m程度と推定)

積石塚は古墳時代前期に讃岐を中心とした地域で特徴的に見られる古墳期(西暦3世紀中頃~4世紀代)であり、市文化財課の波多野篤・文化財専門員は「古代人が繊細に石を積み上げ、築造した様子が分かる」と述べている。
現地見学会資料

 
 

空白の20年 沼津市の高尾山古墳(築造230年の前方後方墳)

高尾山古墳想東日本最古級の古墳の一つとされる沼津市東熊堂の高尾山古墳
沼津市教委はことし行った追加試掘の結果、「古墳の築造は二三〇年ごろで、埋葬は二五〇年ごろとみられる」と発表。この20年のずれが何を意味するのか?(墳丘から出土した2千点の土器は230年ごろのものが大半で、それ以前のものが見つかっていないことから、墳丘の築造時期は同年ごろと判断した。)

平成20年まではこの上に穂見神社が建立されていたが、移転のため発掘調査で発見された。墳丘長は60mと想定され、東日本では最古級かつ大型であり、かなりの権力者が埋葬されていた可能性が高い。
 
 

岡山県総社市の神明遺跡から銅鐸が出土

これまで銅鐸は全国で約570例見つかっているが、遺跡の発掘調査中に出土するのは珍しく、今回で20例目となる。銅鐸は高さ約30センチ、幅約15センチ、奥行き約10センチ。
 
 

「箸墓」と同じ構造か?京都・向日の五塚原古墳

五塚原古墳3世紀半ばから後半とされる前方後円墳「五塚原(いつかはら)古墳」の前方部の構造が、邪馬台国の女王・卑弥呼の墓説がある箸墓古墳(奈良県桜井市)と一致したと発表した。

五塚原古墳は、全長91・2メートルで、箸墓の3分の1規模。2段で構成される古墳の前方部は、三味線の「ばち」型になっていることが判明した。側面の1段目と2段目の間に幅約1メートルのテラスのような平面があり、後円部とのくびれ部から前方部の端に向けてスロープ状にせり上がる。前方部と後円部をつなぐくびれ部では途切れていた。この構造は「斜路状平坦面(しゃろじょうへいたんめん)」と呼ばれる。確認されたのは長さ約20メートルで、高低差は約2メートルと推定される。

箸墓はレーザー照射による3次元(3D)測量で、斜路状平坦面が確認されており、同センターは、全国約5200基の前方後円墳と前方後方墳の中で、この構造を持つのは箸墓と五塚原だけとしている。(朝日新聞より抜粋)

箸墓は宮内庁が立ち入りを禁じているため、五塚原古墳の今後の調査から新たな発見があるかもしれない。

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