飛鳥京跡(あすかきょうあと)
6世紀末から7世紀後半まで飛鳥の地にあった伝飛鳥板蓋宮跡、飛鳥浄御原宮跡、飛鳥岡本宮(前期、後期)などが存在する。(川原寺跡、飛鳥寺跡、飛鳥池工房遺跡、飛鳥京跡苑池、酒船石遺跡、飛鳥水落遺跡)
飛鳥板蓋宮は皇極・斉明天皇の2代の天皇、飛鳥浄御原宮は天武・持統天皇の2代の天皇が使用したとされる。
水辺祭祀の遺構である酒船石遺跡や現存する最古の庭園遺構の飛鳥京跡苑池(100m×200mの人口池)など当時の土木技術の水準を知ることができる貴重な遺跡が多い。
長い間、謎に満ちた石造物の都として知られてきたが、平成以降の発掘調査によって100箇所以上の水路が見つかり「水の都」という新たな姿が浮かび上がり「富本銭製造」や「ガラス玉の工房跡」なども確認され注目を集めている。