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大野城(おおのじょう、おおののき)福岡県大野城市・宇美町 古代の朝鮮式山城。 日本書紀の天智天皇4年の8月条に 「遣達率答㶱春初、築城於長門國。遣達率憶禮福留・達率四比福夫、於筑紫國築大野及椽二城。」 とあり、長門国に1つ、筑紫国に大野城と椽城(基肄城)を築かせたとある。建築は亡命百済貴族の憶礼福留(おくらいふくる)と四比福夫(しひふくふ)が当たったとされている。達率(たつそつ)は百済の官位名。 四王寺山の尾根をつたって延々8…

2013年に船原3号墳そば(L字型の溝)より金銅製馬具が出土。船原古墳の埋葬者は新羅と独自のルートを持っていた豪族の可能性がある

安倉高塚古墳(あくらたかつかこふん) 宝塚市安倉二丁目に所在する古墳時代前期の円墳から昭和12年に赤烏紀年銘神獣鏡1面・内行花文鏡1面・管玉3個・小玉2個などが出土した。 平成22年10月に、巨大な粘土槨が出土して話題となった。 赤烏紀年銘神獣鏡は白銅製、鋳造、平縁の四神四獣鏡で径17.5cm、紐径3.4cm、紐高1.3cm。呉の赤烏7年(244)のものと思われる。(年号の赤の文字は不明であるが烏のつく年号は赤烏のみ)…

砂沢遺跡(すなざわいせき)青森県弘前市 昭和59年から63年の発掘調査で弥生時代の水田遺構が発見され、弥生時代前期の水田、水路跡とされた。 土器は「砂沢式」と呼ばれ、縄文時代から弥生時代を繋ぐ標式土器として知られている。縄文文化の土器の技法や器種を受け継ぎながら、弥生文化の特徴的な甕や壺などが共伴し、最終末期の土偶や土版もみられる点で貴重である。 日本最北かつ最古のの水田跡である。

早良王国の2000基以上の墳墓群

吉武高木遺跡(よしたけたかぎいせき)福岡市西区 早良(さわら)平野の中央部を流れる室見川の東にあり、西は飯盛山に抱かれ、旧石器時代から中世にいたる複合遺跡。周辺には、弥生時代前期末~中期後半の甕棺(かめかん)を主体とした墓地である吉武大石遺跡、中期後半の墳丘墓である吉武樋渡(ひわたし)遺跡などがある。 早良(さわら)平野の中央部を流れる室見川の東にあり、西は飯盛山に抱かれ、旧石器時代から中世にいたる複合遺跡。周辺には、弥生時代前期末~中期後半の甕棺(かめかん…